2024/12/08 18:56


今年最後の展覧会のお知らせです。
2年ぶりに小方英理子さんの個展を開催いたします。
英理子さんが想いのこもった文章をしたためてくださいました。
ぜひ、読んでいただけたらと思います。
この文章のようにエネルギーいっぱいの英理子さんの作品、お楽しみに!
トークイベントもありますよ。

☁️

小方英理子
「play time at April Shop」

2024.12.13金-12.23月
13:00-19:00
火水木休み

🫙

12月20日(金)19:30-20:30
アーティストトーク 小方英理子×渡邉紘子
お申込み:Peatixにて(参加費600円)
企画:本屋 舟 

・会場とオンライン(アーカイブ有)の開催です
・ご飯どきですので飲食の持込可です

💡

まだ娘が小さかった頃、わたしも一緒に展示がしたい!と言った事をきっかけに、play timeという展示を始めました。それまでは自分の内に篭りがちだった制作スタイルから、もう少し柔軟に、偶然性や瞬間の思いつきなどを取り入れながら、自由に変化する制作方法を楽しめるようになりました。 子供と一緒に作ったり、時に思いもよらない発想をする子供たちのあそびをヒントにしたり。 黒い粘土に集中して取り込む時間と、心をほぐして思いのままに、その時の気分で手を動かす時間。どちらもわたしには大切な時間です。片方に夢中になっていて、それがだんだんと形になり、出来上がりが見えてくると、次はもう片方でこんなのを作りたい!と新たなやりたい事がむくむくと湧いてくるのを感じます。それは例えるとシーソー遊びのようで、上に上がったら、次はこっちが上に、といういつまでも続くバランス遊びのような感じです。一見まるで違う作品のようにも見えますが、わたしの中で2つの制作は続いていて、お互いに影響をし合うものです。 今回は play time at April Shop。 去年から作り始めたシリーズは、ガラスやケーキカップ、海岸で見つけた貝やギュッと握って作った粘土の塊。良いなと思うものは何でも材料にして、作った人形たちです。 April Shopはみんなの実験の場にして欲しい、という紘子さんの言葉を思い出し、今回ぎりぎりで新たに思いついた作品も展示します。とても自然な流れで、ふたつの制作スタイルを融合してみました。 これは自分にとって実験的で、まだ出来上がっていない今は不安と期待と入り混じった気持ちでなんとも言え無いけれど、ワクワクしています。

Photo: 山根朋子
DM design: 阿部宏史